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気持ちを新たに・・・重陽の日に寄せて

9月9日は「重陽の節句」ですね

平安時代初めに中国から伝わったこのお祝い

「菊の節句」とも言われ

菊酒(なんとも風流ですね!)や栗ご飯で

無病息災、子孫繁栄、不老長寿を願ったそうです

 



 

 

9と9が重なる日・・・?

菊=キク=9×9・・・?

なんだかこの数字、この語呂、ちょっぴり神秘を感じます・・・

こんにちは

神秘大好きなSです

 

日本では9という数字は「苦」という語感のイメージから

マイナスイメージを連想させるとして敬遠されがちな数字ですが

 

他国ではどうかといいますと

中国では「九」は「永遠」等を連想させる「久」と

発音が同じ「ジュー 」であることから

縁起の良い数字として好まれているそう

単数最大の数字であることから、成熟、完成を意味するとも

 

また、偶数を陰数、奇数を陽数として

その奇数が重なる事を祝う習慣があり

その奇数(陽数)が重なる日、というのがこの「重陽」の日なのですね

 

奇数の中で最も大きな数、9は

中国だけでなくタイ、ベトナムなどでもラッキーナンバーとして好まれている数字

 

アジア人は数字に意味を感じる民族なのだそうです。

これは仏教の宗教観と漢字(の持つ意味など)が大きく関係しているのだとか

 

たしかに、日本でも「仏の顔も三度まで」「三十三観音」・・・など

宗教観と数字は深いつながりがありそう

 

さて、この9月9日、五節句のうちのひとつで

旧暦が使われていた頃までは

五節句を締めくくる最後の行事として盛んに行われていたそうです

 

ところで、菊を象徴する神様というのが

菊理姫(キクリヒメ)という日本の女神様

9月9日の99(クク)にかけて菊理姫(くくりひめ)の日とも言われているそうです

 

さらにこの「くくり」は「括る」もつながり

「和合の神」「縁結びの神」とも言われる一方

「縁切りの神」とも呼ばれています

 

それはなぜか・・・といいますと

日本神話の日本最初の夫婦神イザナギとイザナミの夫婦喧嘩の仲裁役として

間に入った神様だからなのです

 

なるほど、9という数字は単数の最後を担う数字

次の10という新たなステージに向けて最後を締めくくる

 

してみると9が重なる9月9日はやはり特別な日なのですね

 

2023年の夏もとても暑く、色々な事がありました

それぞれにめぐる思い出と共に夏にさよならを告げ

新たな気持ちでこの秋を迎えたいですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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